加齢による女性ホルモンの分泌量の低下に伴い、髪にも変化が生じます。
髪が細くなりボリュームを失う…
抜け毛が増え、頭皮が目立つように…
ハリやツヤを失いパサパサの髪質に…
こういった年齢に伴う頭髪の変化を総称して「ヘアロス」と言います。
「ヘアロス」の進行の度合いには個人差がありますが、今まで行ってきた頭皮ケアを変えてみることで、髪の健康状態を改善することができるかもしれません。
美しい髪を保つために重要なのは、頭皮が健康であることです。
土台(頭皮)の健康状態が悪ければ、健康で美しい毛髪は生えてこないのです。
頭皮に汚れが溜まった状態が続けば、かゆみ・フケ・赤みなど様々なトラブルが起こりやすくなりますし、頭皮の血流が悪ければ髪に必要な栄養・酵素・ホルモンを十分に届けることができません。
正しい頭皮ケアを行うことで頭皮が健康を保てれば、ヘアロスを改善し、予防することも可能です。
ところが、正しい頭皮ケアの方法は意外と知られていません。今一度、頭皮環境を整えるための頭皮ケアについて学んでみましょう。
頭皮の皮脂の分泌量は顔のTゾーンの約2倍と言われています。
また頭皮は汗腺の量も多く汗も沢山かく場所です。
そして、髪の毛がある頭は空気中の細かいチリや埃が付着しやすいため、多くの汚れを溜め込んでいる場所と言えます。
頭皮環境を整えるためには、この皮脂や汗、汚れを正しい方法でしっかりと落とすことが大切です。
以下のポイントを押さえながら、洗髪を行なってみましょう!
髪を濡らす前にブラッシングで髪や毛穴の汚れをかき出します。この一手間で汚れが格段に落ちやすくなります。
シャンプーを付ける前に、髪と頭皮をぬるま湯で1分ほど予洗いします。この予洗いで髪の汚れの9割を落とすことができます。水分を髪と頭皮の隅々まで届けることで、シャンプーが十分に泡立ち、まんべんなく頭全体に行き渡らせることができます。
シャンプーを直接頭に付けずに、手のひらで十分泡立ててから付けましょう。(原液は洗浄力が強過ぎるため頭皮の乾燥を招きます。)シャンプーの適量は毛髪の量や頭皮の面積、シャンプーの性質によって異なります。自分にあった適量を見極めましょう。
頭皮は爪を立てずに指の腹でやさしくジグザグと小刻みに洗いましょう。爪を立てた洗い方は頭皮に傷を付け、頭皮トラブルを引き起こします。
シャンプー液は毛髪に残るとパサつきの原因となり、頭皮に残ると炎症の原因となりますので、すすぎを十分に行いましょう。リンスやトリートメントの成分をあえて残してしまう人がいますが、これは間違いです。髪に残したところで、トリートメント成分の効果はなく、逆にかゆみや炎症等のトラブルが発生する可能性が高くなるのでしっかりと洗い流しましょう。
ドライヤーの熱によるダメージを避けるために、自然乾燥にしている方がいますが、それは間違った頭皮ケアです。濡れ髪は頭皮の常在菌を繁殖させ、頭皮環境を悪化させます。タオルドライ後は、時間をなるべく置かずにドライヤーでしっかり根元から乾かすことが重要です。
いかがでしたか?
正しい頭皮ケアを行えていない方の方が多かったのではないでしょうか。
健康な毛髪と健康な頭皮を維持するための、正しい頭皮ケアを今日からでも始めてみてください。
当院では専門のカウンセラーがお一人お一人のお悩みに真剣に向き合い、親身な治療でお応えします。加齢・ストレス・妊娠などによる女性特有の薄毛の治療には専門医のトータルケアが必要です。
まずは無料カウンセリングへお気軽にお問い合わせください。
この記事の監修:横浜中央クリニック